昨年より始まった遠山基金奨学制度。第1回奨学生の北村 陽さんの受講後の活躍をご紹介します。
昨年の夏、奨学金を受けて、初めて「アカデミー」に参加をした北村さんは、レッスンの受講、聴講、コンサート鑑賞、ロビーコンサートと文字通り音楽漬けの日々を送りました。毎日夕方4時から開催される講師の先生方によるコンサートでは、普段あまり聴くことのないような音楽もあり、2週間の間に様々な音楽に触れることができたとのこと。また、受講生でたくさんの仲間もでき、年齢に関係なく一緒に音楽の話をしたり、アンサンブルをしたりと充実した2週間を過ごし、長いと思っていた2週間のアカデミーの最後には、帰りたくない!と思ったそうです。
まだ小学生ながら、すでにオーケストラとの共演を重ねている北村さん。昨年11月5日には、大阪・梅田のザ・フェニックスホールでリサイタルを開催したそうです。アカデミーでベッチャー先生に教えていただいたボッケリーニとカサドの2曲を盛り込みました。ボッケリーニ「チェロソナタ第6番」のアダージョとアレグロでは、ベッチャー先生直伝のカデンツァも披露。
北村さんのこれからのますますの活躍に期待がかかります。
※草津アカデミーでは、現在、2017年の遠山基金奨学生の応募を受け付けております。応募締め切りは5月1日(月)です。詳細は「奨学制度のご案内」にてご確認ください。