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草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

8月21日(火)

マデルナやベリオ、ダッラピッコラらのイタリア現代作品に精通したカニーノがベートーヴェンの「月光ソナタ」を好んで弾くと知るのも楽しい経験です。シューベルトの「遺作ソナタ」も興味津々、楽しみいっぱいのリサイタルです。

ブルーノ・カニーノ ピアノ・リサイタル/シューベルト:遺作ソナタ

開場15:30/開演16:00

曲目

F.シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960(遺作)
L.v.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 嬰ハ短調 作品27-2「月光」
F.メンデルスゾーン:無言歌集 第5巻 作品62 第6曲 イ長調「春の歌」/第5曲 イ短調 「ヴェネツィアの舟歌 」/ 第6巻 作品67 第4曲 ハ長調 「紡ぎ歌」
B.カニーノ(Pf)

J.S.バッハ(G.クルターグ編曲):カンタータ「神のときは最上の時なり(哀悼行事)」BWV106
G.クルターク:「遊び」第4集より「怒りのコラール」
J.S.バッハ(G.クルターグ編曲):キルンベルガー・コラール「いと高きところでは神にのみ栄光あれ」BWV711
G.クルターグ: 「遊び」第8集より「花、人は…」
J.S.バッハ(G.クルターグ編曲):コラール「おお汚れなき神の子羊」BVW deest 1085
B.カニーノ(Pf)/C.ヒンターフーバー(Pf)

O.メシアン:「鳥の小スケッチ」 第1曲「ヨーロッパコマドリ」/第2曲「クロウタドリ」/第6曲「ノヒバリ」
B.カニーノ(Pf)

B.カニーノ ⓒ林 喜代種

 

入場料

全席指定席 大人¥4,200/小学生¥2,100

会場

草津音楽の森国際コンサートホール

音楽祭スタッフによるコンサートピックアップ

カニーノさんのリサイタルは、バロックから現代まで時代を超えた作品が同時に聴ける楽しみがあります。今回のリサイタルin草津音楽祭では、シューベルトの遺作のピアノソナタ第21番に始まり、休憩後にベートーヴェンの「月光」を聴いて、メンデルスゾーン、バッハに、クルタークやメシアンといった20世紀の音楽まで、実に多様なプログラムでした。ピアノの曲であればなんでも弾けるということですね。ピアニストさんによれば、前プロにシューベルトの遺作を持ってくる時点で常人を突き抜けてるプログラミングだとか。カニーノさんの演奏には一貫して作為が全くみられない自然さがあり、それ故によりその音楽の持つ本質が浮き出てくると言えます。シューベルトもメシアンも全く迷いがなく、自在に鍵盤上で指が踊り、美しく舞台を去っていくバレエダンサーのような指裁きから放たれるサウンドはいつ聴いても心地よい。
どの曲をアップしようかと迷いましたが、幻想曲風というタイトルこそは付けられているものの、情感に溺れることなく絶対音楽であるソナタとしても聞かせてくれたベートーヴェン「月光」を選びました。(MY)

 

コンサート・カレンダー

17日(金)18日(土)19日(日)20日Children20日(月)21日(火)22日(水)22日Popular23日(木)24日(金)25日(土)26日(日)27日(月)28日(火)29日(水)30日Student30日(木)街角

 

 

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