「くさつ音楽アーカイヴ」厳選名演の20曲目は、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集「四季」より第4番「冬」の第2楽章ラルゴ。パオロ・フランチェスキーニのソロ・ヴァイオリン、クラウディオ・ブリツィのチェンバロ、オルケストラ・ダ・カメラ・ディ・ペルージャの演奏でお届けいたします。
21世紀に入り、草津に登場したイタリアはペルージャの室内オーケストラは、今や音楽祭の弦楽合奏に欠くことのできない存在。リーダーのフランチェスキーニは、2005年以降は草津アカデミーのプロフェッサーとして後進も育てていますが、生徒の中には、大学卒業後にこのオーケストラで活躍するようになった日本人もいます。
2018年第39回の音楽祭で彼らが演奏したのは、得意の名曲「四季」。フランチェスキーニがペルージャのメンバーを率いながら、温かく優雅にソロを奏でています。ブリツィの弾く、この年、草津夏期国際音楽アカデミー「友の会」より寄贈されたチェンバロ(フランコ・バルッキエーリ2018年制作 フレミッシュ・チェンバロ)もお聴き逃しなく。
次回の「くさつ音楽アーカイヴ」の更新は9月30日(水)を予定しています。