HIKOTARO YAZAKI
指揮 Conductor
上智大学数学科に学び、さらに東京藝術大学指揮科で指揮法を学ぶ。日本フィルハーモニー交響楽団指揮研究員として小澤征爾の助手を務めた後、ヨーロッパに渡り、H.スワロフスキー、Z.コシュラー、F.フェラーラ、S.チェリビダッケ、P.デルヴォー各氏に師事。ブザンソン国際指揮者コンクールなどに入賞を果たし、1975年ボーンマス交響楽団を皮切りに本格的に指揮活動を開始、BBC交響楽団などに招かれる。79年よりパリに拠点を移す一方、同年には東京交響楽団定期演奏会を指揮し日本でも本格的なデビューを果たす。これまでに、東京交響楽団指揮者、旧西ドイツホフ交響楽団音楽監督・首席指揮者、フランス国立トゥールーズ室内管弦楽団、ノルウェー放送管弦楽団、及び東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席客演指揮者、バンコク交響楽団音楽監督・首席指揮者、ジャカルタのヌサンタラ交響楽団音楽監督などを歴任。現在、バンコク・シルパコン・サマー・ミュージック・スクール/ミュージック・アドバイザー、バンコク・プロムジカ・オーケストラ客演指揮者。2000年フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエを、08年には同オフィシエ勲章を受勲。02年エクソンモービル音楽賞奨励賞を受賞。12年度文化庁「文化交流使」。21年「芸術を通じた日本と諸外国との文化交流促進に尽力し、友好親善に寄与した」事に対し外務大臣表彰を受ける。パリと東京に活動拠点を置く。