GEMMA BERTAGNOLLI

ソプラノ　Soprano

イタリア・ボルツァーノ生まれ。AsLiCoコンクール、フランシスコ・ヴィニャス国際コンクールで優勝。これまでに、ミラノ・スカラ座、ベネツィア・フェニーチェ劇場、パリ・シャンゼリゼ劇場等、主要オペラハウスでのオペラ演目、ザルツブルク音楽祭、ウェックスフォード・オペラ・フェスティバル等の音楽祭に多数出演。代表的な楽曲レパートリーは幅広く、バッハ、ヘンデル、ペルゴレージ、ヴェルディ、モーツァルト、ベートーヴェン交響曲第9番、マーラー交響曲第2番および4番等がある。とりわけバロック音楽の演奏に長けており、オペラのレパートリーは、「夢遊病の女」リーザ、「フィガロの結婚」スザンナ、「魔笛」パミーナ、「ファルスタッフ」ナンネッタ等を網羅する。L. マゼール、Z. メータ、 R. ムーティ等著名な指揮者との共演も多い。2006年よりイタリア各地の音楽学校にてバロック声楽の指導にあたり、11年、12年にはザルツブルク・モーツァルテウム音楽院にて古楽のサマーコースを、11年から18年までブレーメン芸術大学にて前古典派音楽のマスタークラスを受け持つ。13年より草津夏期国際音楽アカデミー＆フェスティヴァルに参加。16年、日伊修好150周年記念オペラ「Japan Orfeo」（鎌倉鶴岡八幡宮特設会場／東京芸術劇場）へ出演し、ボローニャ音楽院ジョバンニ・バッティスタ・マルティーニとジョアキーノ・ロッシーニ国立音楽院にて教鞭をとる。17年にザルツブルク・モーツァルテウム音楽院にてヘンデルのオペラ「アルチーナ」の指導を行い、同年よりヴェネツィアのジョルジョ・チニ財団「アカデミア・ヴィヴァルディ」においてマスタークラスを、19年にはイタリア・ウルビーノのムジカ・アンティカで短期マスタークラスを開講。現在は、イタリア国内の数多くの音楽院において短期のマスタークラスを受け持ち、ヴィチェンツァ国立音楽院にて教鞭をとる。