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草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

8月19日(日)

グノー生誕200年、ドビュッシー没後100年。フランスを代表する二人の作曲家の記念の年!「月の光」や「霧」、「枯葉」などドビュッシーが自然を表現するとこんな景色が見えてきます。グノーの「アヴェ・マリア」の原曲は4重奏曲です。

フランス音楽の室内楽/グノー生誕200年と遠山慶子のドビュッシー

開場15:30/開演16:00

曲目

Ch.グノー:アヴェ・マリア
日野妙果(M-Sop)/D.フルーリー(Fl)/岡田知子(Pf)/C.ブリツィ(Org)

Ch.グノー:セレナード/おいで!芝生は緑だ!/夕暮れ
日野妙果(M-Sop)/岡田知子(Pf)

Ch.グノー:弦楽四重奏曲 第3番 イ短調
クァルテット・エクセルシオ

C.ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 作品10
パノハ弦楽四重奏団

Ch.ドビュッシー:『前奏曲集 第2巻』より第2曲「枯葉」/第1曲「霧」/『前奏曲集 第1巻』より第3曲「野を渡る風」/第4曲「音とかおりは夕暮れの大気に漂う」/第7曲「西風の見たもの」/『ベルガマスク組曲』より 第3曲「月の光」
遠山慶子(Pf)

入場料

全席指定席 大人¥4,700/小学生¥2,100

会場

草津音楽の森国際コンサートホール

音楽祭スタッフによるコンサートピックアップ

本日はドビュッシーとグノーの室内楽特集でした。グノーといえば「アヴェ・マリア」が、ドビュッシーといえば「月の光」が大変有名ですが、本日のプログラムには最初と最後にその超有名曲が演奏され、また演奏される機会の少ないグノーの弦楽四重奏も含まれて聴きごたえのプログラムだったと思います。最初の「アヴェ・マリア」は、作曲された当初の器楽の編成で演奏されました。今日では、歌とピアノ、ヴァイオリンとピアノのようにソロ曲として演奏されるのに慣れてしまった感じではありますが、オリジナルの器楽スタイルで聞くことは珍しいと思います。
グノーの弦楽四重奏第3番を演奏したクァルテット・エクセルシオは、常設の四重奏団ならではの良質なバランスとアンサンブルで好演奏を披露しました。多くの聴衆はこの曲を知らなかったと思いますが、演奏後にかっこいい曲だ、面白い曲だ、といった声があがってので、演奏が曲の価値を左右した証拠とも言えます。
プログラム最後に遠山慶子さんが演奏したドビュッシーは、実際に涙する聴衆もいた名演でした。自身の得意とする作曲家であり長きに渡って磨かれてきたその音楽は、水晶のように透き通りかつ変化自在に光を照らすかのような、色彩豊かな音色となって聴衆を魅了したようでした。(MY)

遠山 慶子    ⓒ林 喜代種

コンサート・カレンダー

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