幼少より三味線、日本舞踊など邦楽の素養を祖母より受け、6歳よりピアノを始める。東京藝術大学入学後、声楽の伴奏に興味を持ち、卒業後、さらにデトモルト北西ドイツ音楽大学で、G.ヴァイセンボルン氏に歌曲伴奏を、K.シルデ、F.W.シュヌア両氏にピアノを学ぶ。同校首席卒業。メンデルスゾーン・コンクールおよびジュネーヴ国際音楽コンクール、ピアノ・トリオ部門で最高位入賞。以後ドイツ、スイス、日本の各地でアーティストとの共演を重ね、アンサンブル・ピアニストとして高い評価を得ている。草津夏期国際音楽アカデミー＆フェスティヴァルには第1回より参加。声楽のE.ヘフリガー、E.シュヴァルツコップ、チェロのM.ジャンドロン、フルートのA.ニコレ各氏のアシスタントを務める。CD録音も数多く、E.ヘフリガー氏と共演した『冬の旅』『詩人の恋』『美しきマゲローネのロマンス』、チェロのE.フィンケ氏との『ベートーヴェン：チェロとピアノのためのソナタ集』等がカメラータ・トウキョウより発売されている。