TOSHIYUKI MURAMATSU
カウンターテナー Countertenor
京都市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科、同大学院修士課程独唱科を首席で修了。その後イタリアに渡り、ノヴァーラ・G.カンテッリ音楽院古楽声楽科で研鑽を積む。第20回ABC新人オーディション最優秀音楽賞、第16回松方音楽賞奨励賞、第12回千葉市芸術文化新人賞、第24回青山音楽賞新人賞、第13 回東京音楽コンクール第3位等受賞。2017年度野村財団奨学生、19年度京都市芸術文化特別奨励者。 これまでに藤花優子、伊原直子、寺谷千枝子、R. バルコーニの各氏に師事。 NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」やABC放送(大阪フィル)などのTV、ラジオへの出演も多く、22年6月からは毎月1回クラシック専門ラジオ局OTTAVAに『村松としゆき ラ・ヴォーチェ』を配信。 国内主要オーケストラとの共演、日本ヘンデル協会「フラーヴィオ」タイトルロール、バッハ「カンタータ」、「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」などのソリストを務める傍ら、17年三枝成彰「狂おしき真夏の一日」ユウキ役、A.ライマンの歌曲「カウンターテナーと ピアノのための5つの歌曲」(日本初演)や、現代歌曲を加えたプログラムで出演したラ・フォル・ジュルネ TOKYO2018、20年の井上道義×野田秀樹「フィガロの結婚」のケルビーノ役など、従来のカウンターテナーの領域である古楽の枠だけにとらわれない幅広いジャンルでのレパートリーを持つ。22年6月ジャズアレンジでの武満徹ソング・ブック「小さな空」をリリースし、「レコード芸術」誌で特選盤に選ばれその活躍の場を広げている。同年10月には、ヘンデルのオペラ「ジュリオ・チェーザレ」のニレーノ役で新国立劇場へのオペラデビューを果たし好評を得る。現在最も注目されている新進気鋭のカウンターテナーである。
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