TAKASHI MATSUDAIRA
バリトン Baritone
愛媛県宇和島市生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修了。現代声楽曲のスペシャリストとして、湯浅譲二、松平頼暁、西村朗、高橋悠治、近藤譲、三輪眞弘など150作以上の新作を初演、K.シュトックハウゼン、I.クセナキスなどの演奏至難な作品もレパートリーに持つ。サントリーホールサマーフェスティバル、新国立劇場、国立劇場、コンポージアム(東京オペラシティ財団)、東京・春・音楽祭、Just Composed(横浜みなとみらいホール)などへの出演のほか、全曲無伴奏独唱曲によるリサイタル、東京23区の区歌・愛唱歌を全曲演奏するコンサートなど、独創的な自主公演も話題を呼ぶ。ソロCDとしてこれまで、多重録音による一人アカペラを駆使した『MONO=POLI』(平成22年度文化庁芸術祭・優秀賞)ほか3枚のアルバムを発表。チューバの橋本晋哉氏とのユニット「低音デュオ」名義でも2枚のアルバムを発表。2019年には、シュトックハウゼンのほぼ全作品を網羅した著書『シュトックハウゼンのすべて』(アルテス・パブリッシング)を出版し、第32回ミュージックペンクラブ音楽賞を受賞。第19回佐治敬三賞受賞。現在、聖徳大学、文教大学、東京大学講師。