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草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

アントニー・シピリ

ANTHONY SPIRI

ピアノ Piano

アントニー・シピリ Anthony SPIRI

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。歌曲伴奏者、ソリスト、室内楽奏者として多才なピアニスト。クリーブランドとボストンで学び、1978年21歳に渡欧後、ウィーン、パリ、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院でH.ライグラフ、R.フィルクスニー、K.ギルバートの各氏に師事。94年よりドイツ・ミュンヘンに在住し、モーツァルテウム音楽院で99年まで教鞭をとる。87年から93年までN.アーノンクールのアシスタントを務めた。25年に渡りチェンバロ、フォルテピアノ、オルガンを演奏し、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと度々共演したが、2000年よりピアノ演奏に専念。演奏練習法、A.スカルラッティのカンタータ集、鍵盤音程、通奏低音練習等を熱心に研究している。ソリストとして、数々の著名オーケストラと共演し、ヨーロッパ室内管弦楽団ではN.アーノンクール、C.ホグウッド、Z.メータ、F.ウェルザー=メスト、M.ティルソン・トーマスの指揮で共演。また、知名度の低いピアノ音楽作品の演奏と録音に取り組み、J.S.バッハの息子たち、J.W.ヘスラー、E.マルクスゼン、E.クルシェネク、特にG.フォーレの後期作品を高く評価している。歌曲伴奏者として、M.リポヴシェク、B.フィンク、P.シュライヤー、E.マティス、C.エルツェ、F.ベッシュ等とパートナーを組む。室内楽ではG.クレーメル、N.メンケマイヤー、S.マイヤーや著名弦楽四重奏との共演も多く、録音したCDは50枚を超える。16年には独エコー賞にノミネートされる。
教育活動においては、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院、トロッシンゲン音楽大学を経て、現在ケルンの音楽大学にてピアノ室内楽科教授を務める傍ら、ピアノ、室内楽、歌曲と演奏練習法のマスタークラスを世界中で行っている。
その他、音楽と社会問題を融合したプロジェクト活動や、古代ローマの音楽を含む様々なテーマについて出版、編集、翻訳も行っている。
最近では作曲、ビッグバンド、トロンボーン、合唱演奏等、活動の幅をさらに広げている。

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