ANGELIKA KIRCHSCHLAGER
声楽 Vocal
オーストリア出身メゾソプラノ歌手。
リサイタルとオペラの両ジャンルにおいて国際的なキャリアを築いており、ヨーロッパ、アメリカ、アジアで活躍。バッハ、ベルリオーズ、ブラームス、ドビュッシー、ドヴォルザーク、コルンゴルト、マーラー、メンデルスゾーン、ラベル、ロッシーニ、シューベルト、シューマン、ワイル、ヴォルフの作品をリサイタルレパートリーに持ち、特にR.シュトラウスとモーツァルトの演奏について、国際的に高い評価を得ている。
2007年ウィーン国立歌劇場での活躍に対し、オーストリア政府より宮廷歌手の称号を授けられる。2009年より王立音楽アカデミー名誉会員。2013年には、リスト歌曲の録音でBBCミュージック・マガジンアワードを受賞。また同年、パフォーマとしてのクラシック音楽業界への寄与、また若い世代にクラシック音楽の魅力を伝え続ける教師としての活動に対し、権威あるヨーロッパ文化賞を受賞した。
ドイツ・グラモフォンからのシューベルト、マーラー、ブラームス歌曲「Seligkeit(共演:フィルハーモニア・シュランメルン)」などのCD録音に多数参加。DVDでは、グラインドボーン音楽祭で高い評価を受けたヘンデル作曲「ジュリアス・シーザー(セスト役)」など多数参加している。エコー賞を三回、ならびにグラミー賞を受賞。
2020年からウィーン国立音楽大学の研究機関Lied-Oratorio-Concertの代表を務めている。