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草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

くさつエッセイ集

草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルのプログラム冊子では、音楽学者、評論家によるエッセイを毎年のテーマに合わせ寄稿して頂き掲載しています。その数200稿に迫る勢い。ここでは、これこそ「学び舎(アカデミー)」と思えるエッセイのいくつかをお届けします。


ビーバ博士のエッセイ集

ウィーン楽友協会のアーカイヴ所長 オットー・ビーバ博士による音楽エッセイ集。ビーバ博士は、2004年より毎年途切れず草津の音楽祭ファンに向けて、エッセイを寄稿してくださっています。博士のエッセイは、楽友協会所蔵の楽譜、資料を惜しみなく提供くださり、その時代にタイムスリップしたような感覚にさせてくれる貴重な内容ばかり。この機会にいくつかを改めて紹介いたします。

オットー・ビーバ

ウィーン生まれ。ウィーン大学にて音楽学を学び博士号を取得。1973年よりウィーン楽友協会アーカイヴ研究員。現在は所長を務める。73年~2002年、ウィーン国立音楽大学教授。音楽学学会の研究課題と出版物を扱う数々の国際的組織の委員を務めている。また、17世紀から20世紀のオーストリア音楽史を中心とした数々の著作もあり、120を超える18,19世紀の様々な作曲家の作品も校訂。定期的にヨーロッパ、アメリカ、日本でも講演活動を行っており、第25回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルでは、海老澤 敏氏、故遠山一行氏との鼎談(テーマ「バッハからベートーヴェンへ」)に参加。ヨーロッパのみならず、日本も含む様々な国で、音楽に関する展示会、展覧会のアドバイザーを務めている。


事務局長のエッセイ集

40年前の1980年、多くの人物の思いがひとつとなり「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」が誕生しました。その中心にいた人物の一人が、現在も事務局長を務める井阪紘。彼のもうひとつの職業はレコードプロデューサーです。世界中の一流アーティストとの仕事の様子を織り交ぜ、「なぜアーティストが草津に足を運んでくれたのか」、当時のいきさつなどを赤裸々に綴ったエッセイを「Eine Pause 2020」でも公開させて頂きたいと思います。

井阪 紘

株式会社カメラータ・トウキョウ代表取締役社長。同志社大学経済学部卒業。1964年日本ビクター株式会社入社。音楽のプロデューサーとして78年退社までに150枚以上のレコードを制作し、文化庁芸術祭大賞をはじめ数多くの賞を受ける。94年群馬県文化功労賞受賞、95年オーストリア政府文化芸術勲章、96年オーストリア・ブルックナー協会ブルックナー・ゴールドメダルを授与。2004年には日本製鉄音楽賞(旧新日鉄住金音楽賞)特別賞、08年第26回中島健蔵音楽賞、16年和歌山県文化表彰受賞。06年『一枚のディスクに──レコード・プロデューサーの仕事』(春秋社)を出版し、第19回ミュージック・ペンクラブ音楽賞のクラシック音楽部門で最優秀著作出版物賞を受賞した。1980年第1回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル設立時より事務局長を務めている。

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