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草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

STAFF BLOG

音楽祭スタッフによるコンサートピックアップ 8/23(fri)

40周年記念コンサートⅠ/エルンスト・へフリガー生誕100年記念 シューベルトの歌曲とシューベルティアーデ

 通称「赤ざりがに館」のシューベルトの生家はウィーンの中心街の北側にあります。路面電車かUバーンですぐに行けます。そこには直筆の楽譜や(糸をつむぐグレートヒェンや未完成交響曲など)、シューベルトが弾いていたギターが展示されています。またサロンコンサートの模様が分かる絵もあります。
  本日の前半の演奏はそんなシューベルティアーデの雰囲気を感じて頂こうというプログラムでした。もう一つ、草津アカデミーおける重要な歌手ヘフリガーの生誕100年を記念したコンサートで、ヘフリガーの弟子で今や国内外で活躍する歌手である天羽さん(S)、日野さん(M)、小貫さん(T)により実に和やかなムードで歌われました。伴奏はあえてピアノではなく当時ウィーンではやっていたギター伴奏によるもので鈴木大介さんの軽やかな音色が絶妙な演出となりました。
 また、この日は草津音楽祭ならではの豪華キャストで、ホルンのヤヴールコヴァー先生、ピアノは高橋アキ先生、岡田博美先生、そして最後はベルタニョッリ先生による「魔王」「糸をつむぐグレートヒェン」などなど、盛りだくさんの記念コンサートとなりました。

 

8月23日の演奏曲目

F.シューベルト:金色の輝き D 357
天羽明惠(Sop)、日野妙果(Mez-Sop)、小貫岩夫(Ten)

F.シューベルト:光と愛 D 352
日野妙果(Mez-Sop)、小貫岩夫(Ten) 、鈴木大介(Guit)

F.シューベルト:野ばら 作品3-3 D 257/アヴェ・マリア(エレンの歌 第3番)作品 52-6 D 839
天羽明惠(Sop)、鈴木大介(Guit)

F.シューベルト:春の信仰 作品20-2 D 686/ミューズの子 作品92‐1 D 764

小貫岩夫(Ten)、鈴木大介(Guit)

F.シューベルト:「ヴィルヘルム・マイスター」からの歌 作品62-1 D 877 第1曲ミニョンと竪琴弾き「ただあこがれを知る物だけが」
天羽明惠(Sop)、小貫岩夫(Ten)、鈴木大介(Guit)

F.シューベルト:夜曲 作品36-2 D 672/ナイチンゲールに寄せて 作品98-1 D 497 /ズライカⅡ 作品31 D 717
日野妙果(Mez-Sop)、鈴木大介(Guit)

F.シューベルト:白鳥の歌 D 957/965Aより(ホルンとピアノ版) 第10曲 漁夫の娘 第12曲 海辺で 第14曲鳩の便り

高橋アキ(Pf)、K.ヤヴールコヴァー(Hr)

西村 朗:チェロのためのカラヴィンカ(2017/日本初演)
T.ヴァルガ(Vc)

F.シューベルト(F.リスト編曲版):白鳥の歌 D 957より 第4曲「セレナード」
F.シューベルト(F.リスト編曲版):美しき水車小屋の娘 作品25 D 795 より 第1曲さすらい
岡田博美(Pf)

F.シューベルト:ます 作品32 D 550/糸を紡ぐグレートヒェン 作品2 D 118
G.ベルタニョッリ(Sop)、岡田博美(Pf)

F.シューベルト(F.リスト編曲版):美しき水車小屋の娘 作品25 D 795 より 第19曲 粉ひきと小川 第2曲 どこへ?
岡田博美(Pf)

F.シューベルト:ズライカⅠ作品14-1 D 720/魔王 作品1 D 328
G.ベルタニョッリ(Sop)、岡田博美(Pf)

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