10月21日(日)に草津音楽の森国際コンサートホールにて「カルチャーイン草津・秋のスチューデントコンサート」(主催:草津町)が行われました。第39回(2018年)の当アカデミー修了者より下記の5名方が出演してくださいました。
小山 千鶴(ホルン/ヤヴールコヴァー・クラス)
田島 慶太(ファゴット/岡崎耕治クラス)
松橋 瑞穂(ヴァイオリン/ガヴリロフ・クラス)
田上 史奈(チェロ/ベッチャー・クラス)
鈴木 亜矢子(声楽/ベルタニョッリ・クラス)
それぞれ、プログラム選曲時から聴衆に寄り添えるようなコンサートを念頭に、伴奏をしてくださったピアニストと共に作り上げたコンサートでした。そのお陰もあり、当日は素晴らしい演奏とトークで会場にいらしたお客様を魅了。「すばらしかった!」「また聞きに来たい」などの感想を頂けました。
リハーサル、本番が行われた2日間はコンサートホール周辺の紅葉がこの秋一番の見ごろ。お天気にも恵まれ、コンサートにご来場頂いた方々には鮮やかな自然の色彩と、出演者が生み出す多彩な音色の2つの芸術を一度にお楽しみいただけたと思います。
本番前夜はスタッフも出演者と一緒に夕食を頂き、色々なお話が伺えました。
歌のクラスは、1度ではなく何度もクラス会と称し、先生とソフトクリームを食べたりお茶をしたり、先生を中心にクラス全体が同じ時間を共有できたように感じました。
今回の最年少出演者(16歳)の方は、音楽の道を志すようになってから数年と時間的には浅いと思いますが、既に世界に目を向けており、夏の草津後はロンドンにも勉強に行かれたとか。その勉強意欲の高さと目の向けどころに驚かされました。
その他、夕食会では当アカデミーに第1回からピアニストとして参加頂いている岡田知子先生より、巨匠たちと草津で共演した時の秘話、アーティストとの交流で得た思い出などを沢山お話していただき、若き出演者たちも興味深そうに耳を傾けていました。
そして、楽しい夕食会をより贅沢な時間にしてくれたのが、地元草津で取れるキノコ料理。普段、目にしたことがないキノコもあり、季節のお料理を堪能できた至福のひと時でした。
このカルチャーインの企画は来年も継続を予定しています。目的は草津町民に本物の音楽に触れてもらう機会を設ける事と、当アカデミー修了生の活躍の場を設けること。長くこの企画を継続し、巣立っていく卒業生にとってこのステージが始めの第一歩(デビュー)という存在になりますように・・・。
冬が終わり春になる頃、次回の予定をお知らせできればと思います。