イアン・バウスフィールドの妙技を聴く!/ラフマニノフ:チェロ・ソナタ(トロンボーン版)
2年に一度のペースで来草津公演している感じで定着している、トロンボーンのバウスフィールドさん。毎回、超絶技巧というか妙技ともいうか驚愕の演奏をしてくれます。4年前はリヒャルト・シュトラウスの「ホルン協奏曲」を吹き、前回2年前は、原曲はコルネットのための曲であるアーバンの「ヴェネツィアの謝肉祭」を演奏し客席を沸かしました。そして今回は、ラフマニノフのチェロソナタを演奏しました。もちろんトロンボーンで、です。この曲はチェロの艶やかな音色が出やすい比較的高い音域をふんだんに使った旋律が美しいロマンチックなソナタですが、バウスフィールドさんは高音域が得意でラフマニノフのハイトーンも美しく吹いていました。ここだけを聞くとまるでホルンのように聞こえます。(MY)