音楽祭スタッフによるコンサートピックアップ 8/21(sun)
◆ヴェルディ:レクイエム
今年の音楽祭最初の日曜のコンサートはヴェルディのレクイエム。満席に近い多くのお客様にご来場をいただきました。
室内楽中心の演奏会の草津音楽祭にしては珍しく一時間半ほどもかかる大作の1曲プロのコンサートは少ないため、これまた珍しい常連のお客様へ配慮した事前の”トイレご注意アナウンス“もあるほどでした。…
オケもフル編成では草津のホールの舞台には少々厳しいため、本日の公演は指揮者のトルコビッチ先生のゆかりのあるI.バウアーズ氏(英)による弦6-5-4-4-3編成でクラリネット以外の管はほぼ半分の人数の縮小版。それでもバンダはしっかりついていて、草津の森ホールの残響の長さも手伝って、ヴェルディが作り上げた本来の壮大さは聴いていて損なうことはありませんでした。
今年は合唱もオーケストラも一段とリハーサルを重ねたせいもあり、素晴らしい迫力と繊細な表現力になっていたと思います。ちなみに、気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、今回のオケのなかにはクァルテット・エクセルシオのメンバーが助っ人参加していました。いずれにせよ、これが40名足らずのオケでできる音楽なのかという驚きは隠せませんでした。そして何よりも壮大なヴェルディを熱演された約100名の草津アカデミー合唱団の受講生のみなさまにbravi!!を送りたいと思います。(MY)