クロージング・コンサート
遠山慶子を偲んで/ドヴォルジャーク:弦楽セレナード
第41回音楽祭の最終日、音楽祭創設者のひとりである豊田耕児さんの指揮と群馬交響楽団弦楽アンサンブルによる、遠山慶子さんを偲ぶ演奏会が行なわれました。
荘重な弦楽曲のバーバーの『アダージョ』に始まり、音楽祭第1回に豊田耕児さんに当時最年少受講生として師事し、現在群馬交響楽団のコンサートマスターを務めている伊藤文乃さんのソロによるバッハの『ヴァイオリン協奏曲第2番』、クァルテット・エクセルシオのチェリスト大友肇さんのソロによるフォーレの『エレジー』『夢のあとに』が前半。後半は、遠山慶子さんの録音よりドビュッシーの『月の光』を聞いて、ドヴォルジャークの『弦楽セレナード』、アンコールは『G線上のアリア』というプログラムでした。長らく草津の音楽祭を支えてくださった遠山慶子さんに哀悼の意を表し、ゆかりのあるアーティストや楽曲による演奏が行われました。
なお、コンサートホールのロビーには、写真家の林喜代種さんが長年撮りためた遠山慶子さんの写真が展示されました。
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