オルケストラ・ダ・カメラ・ディ・ペルージャと仲間たち/バロックコンチェルトの夕べ
協奏曲オンパレードの日!
これが草津音楽祭のコンサートの醍醐味ともいえる、ソリストをふんだんに並べた協奏曲づくしのプログラムでした。
インデアミューレ先生(Ob)のオーボエダモーレ、ヴァルガ先生(Vc)、高橋アキ先生とヘルマン先生の2台ピアノ、最後はシュッツ先生(Fl)と4つの異なる楽器による協奏曲を一度に聞けるという、しつこいようですが「おいしい」コンサートなのです。
個人的にはチェロ弾きである筆者からするとヴァルガ先生のハイドンのチェロ協奏曲1番が良かったですが、まあ各人の好きな楽器や先生があると思います。
今年聞きに来れなかった方は、是非、来年のプログラムをチェックしてください。あ、もちろん、そんなあれこれ聴くのは趣味じゃないなぁというかたは、1人の先生のリサイタル形式のコンサートもありますので、是非そちらを!
J.S.バッハの曲は2台チェンバロのための協奏曲BWV1060(ピアノによる演奏)で、オーボエダモーレはチェンバロ協奏曲BWV1055の編曲版、フルートはC.P.E.バッハのフルート協奏曲Wq169をお届けしました。なお、バッハの協奏曲は24曲となっていますがオリジナルの協奏曲ではなく演奏する機会に合わせて他の器楽曲をアレンジたものと言われています。当時は流用・転用が便宜上ごく普通に行われていたことがうかがえます。