合唱とオーケストラ/バッハとシューベルトのミサ曲
本日(8/25)は音楽祭期間中、最も盛り上がる夕べとなる合唱&オーケストラの公演でした。今年のテーマがバッハからシューベルトということで、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトが勢ぞろいするプログラムでした。ベートーヴェンからはなんと不朽の名曲ヴァイオリン協奏曲ニ長調をこれまた名手ウィーンフィル首席のシュッツ先生がフルートで吹くというウルトラCの(いや今どきはCではなくGとかHか!)演奏を披露しました。J.S.バッハからはト長調のミサ曲(バッハはプロテスタントであったがカトリックのミサ曲をいくつか書いている)、シューベルトからはミサ曲第2番ト長調を演奏。そして、最後はモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を日野さんとブリツィ先生のオルガンによる独唱、続いて栗山先生指揮によるアカペラで、とても心洗われる締めくくりとなりました。
なお、最後の「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は長らく音楽祭を支えてきた合唱指揮デーラー先生が昨年11月に亡くなられましたので、その追悼演奏でした。
8月25日の演奏曲目
L.v.ベートーヴェン:フルート協奏曲 ニ長調 作品61(原曲:ヴァイオリン協奏曲)
M.トルコヴィッチ(指揮)、 K-H.シュッツ(Fl)、草津フェスティヴァル・オーケストラ
J.S.バッハ:ミサ曲 ト長調 BWV236
M.トルコヴィッチ(指揮)、天羽明惠(Sop)、日野妙果(Alt)、小貫岩夫(Ten)、萩原 潤(Bas)、栗山文昭(合唱指揮)、草津フェスティヴァル・オーケストラ、草津アカデミー合唱団
F.シューベルト:ミサ曲 第2番 ト長調 D 167
M.トルコヴィッチ(指揮)、天羽明惠(Sop)、小貫岩夫(Ten)、萩原 潤(Bas)、栗山文昭(合唱指揮)、草津フェスティヴァル・オーケストラ、草津アカデミー合唱団
W.A.モーツァルト:モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618
日野妙果(Mez-Sop)、C.ブリツィ(Org)、栗山文昭(指揮)、草津アカデミー合唱団