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草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル

8月29日(火)

タマーシュ・ヴァルガのすばらしきチェロの世界

 

曲目

B.H.ロンベルク:モーツァルトの主題による変奏曲 ヘ長調 J.クレンゲル:無言歌~4本のチェロのための4つの小品 作品33より

G.フォーレ:夢のあとに 作品7-1(4本のチェロ版)

G.C.ヴァ-ゲンザイル:ソナタ 第3番 ハ長調 WV445-3(4本のチェロ版)

A.ペルト:ピアノ三重奏曲のためのモーツァルト=アダージョ

A.エーベルル:三重奏曲 作品36 ~クラリネット、チェロとピアノのための

F.シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821

 

出演者

P.フランチェスキーニ(Vn)/T.ヴァルガ(Vc)/C.ヒンターフーバー(Pf)/四戸世紀(Cl)/藤森亮一(Vc)/唐沢安岐奈(VC)/辻本 玲(Vc)

 

キキドコロ

ウィーン・フィルの首席奏者で、草津アカデミー&音楽祭の内部では“王子様”と呼ぶ女性も少なくない人気者、タマーシュ・ヴァルガの朗々たるチェロが、聴衆を魅了するに違いない一夕。名曲中の名曲、シューベルトの「アルペッジョーネ・ソナタ」に対して、モーツァルトの大先輩に当たるヴァーゲンザイルのソナタの、それも4梃のチェロ用のヴァージョンとは、いったいどのような秘曲なのでしょうか? ほかにもベルンハルト・ハインリヒ・ロンベルク(1767~1841)の“モーツァルトの主題による変奏曲”とか、モーツァルトの弟子でもあり友人でもあったアントン・エーベルルの三重奏曲など、おそらく一生に一度しか聴けないような曲がずらりとプログラムに並んでいます。(大木正純)

音楽祭スタッフによるコンサートレヴュー

29日はチェロのヴァルガ先生のリサイタル。草津音楽祭では珍しい演目のチェロ四重奏をアップしました。ヴァルガ先生と共演したのは藤森亮一氏、唐沢安岐奈氏、辻本 玲氏とN響・読響・日フィル+ウィーンフィルという、とにかくすごそうな混成カルテット。でもこの顔ぶれは初めてではなく、2015年に東京にて共演をしており今回2回目となりました。

映像は次の3曲連続となっています。

クレンゲル:無言歌~4本のチェロのための4つの小品 作品33より

G.フォーレ:夢のあとに 作品7-1(4本のチェロ版)

G.C.ヴァ-ゲンザイル:ソナタ 第3番 ハ長調 WV445-3(4本のチェロ版)

なお、コンサートのメインはヒンターフーバー先生と共演によるシューベルトのアルペジョーネソナタでした。アカデミーでもいつも仲良しのこのコンビは、演奏も安定感があり音楽の方向性がそろった文句なしの名演となりました。

 

 

入場料:全席指定席 大人¥4,200/小学生¥2,100

 

 

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