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8月26日(土)

モーツァルトの予約演奏会の再現

尹 伊桑 生誕100年に捧ぐイマージュ

 

曲目

尹 伊桑:ピリ(1971)

尹 伊桑:インタールディウムA(1982) 

W.A.モーツァルト:ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 K.414(385p)(ピアノ六重奏版)

W.A.モーツァルト:ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K.415(387b)(ピアノ六重奏版)

尹 伊桑:イマージュ~フルート、オーボエ、ヴァイオリンとチェロのための(1968)

 

出演者

岡田博美(Pf)/A.シピリ(Pf)/T.インデアミューレ(Ob)/K-H.シュッツ(Fl)/高橋アキ(Pf)/T.ヴァルガ(Vc)/S.ガヴリロフ(Vn) /パノハ弦楽四重奏団/クァルテット・エクセルシオ/須崎昌枝(Cb)

 

キキドコロ

コンサートの内容は二本立て。まず20世紀最大の作曲家のひとり尹伊桑(ユン・イサン、1917~1995)の生誕100年に因んで、彼の作品が3曲、取り上げられる予定です。3回目の死刑求刑と相前後して書かれた力作、フルート、オーボエ、ヴァイオリンとチェロのための「イマージュ」(1968)そのほかを通じて、尹の偉大な業績を偲びます。
それらに挟まれる形で演奏されるのは、モーツァルトの美しいピアノ協奏曲2曲。クラヴィーア(ピアノ)の名手としてウィーンに乗り込んだモーツァルトの、いわゆる予約演奏会が好評を博した時期の作で、とりわけハ長調K.415のブルク劇場におけるコンサートは大喝采を浴びた模様です。なお今回は、2曲とも弦楽五重奏伴奏の室内楽版で演奏されますが、そもそもイ長調K.414の方は、管楽器抜きのケースを考慮した上で書かれた作品でした。(大木正純)

音楽祭スタッフによるコンサートレヴュー

今年最も豪華なメンバーによる演奏かもしれません!韓国の20世紀を代表する作曲家イサン・ユンの”イマージュ~フルート、オーボエ、ヴァイオリンとチェロのための”をアップしました。北朝鮮のスパイとの容疑で韓国秘密警察に捕まり、3度もの死刑宣告を受けました。晩年には名誉が回復され名前を冠した音楽祭まで開かれましたが終戦後の南北対立の犠牲者のひとりであることには変わりません。そのような生死のはざまをさまよった時代、北朝鮮江西部にある古墳の壁画「四神図」の印象により書かれた曲が本作品“イマージュ”です。白虎、青龍、朱雀、玄武の四守護神が乱れたり一体化したり…と離合集散を繰り返し個性的な表情を見せ複雑に絡み合います。冒頭は長7度の不協和音程を中心に各楽器が重なり呼応するように構成されていて、やがて乱舞狂乱の複雑な盛り上がりを何度かみせて、最後は静かに終わります。今回は指揮者矢崎氏のタクトで演奏されました。通常、四重奏で指揮は置きませんが、ガブリロフ、ヴァルガ、シュッツ、インデアミューレの「四神」が存分に強い個性を発揮するには最良の方法だったといえます。(M.Y)

 

 

入場料:全席指定席 大人¥4,700/小学生¥2,100

 

 

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